BACK
NEXT
想いは伝わるよ
激しい引き潮の後、
数千のヒトデが浜に打ち上げられました。
ヒトデは太陽の光を浴びて死にかけていました。
一人の少女が、
ヒトデをひとつひとつ拾い上げては、
海の中へもどしていました。
そこへ通りかかった男の人が近寄ってきて、
少女に声をかけました。
「何しているの?数が多すぎて意味ないよ」
すると少女は答えて言いました。
「わたしが海に戻したヒトデに聞いてみて・・・」
Copyright (C) 2012 Toru Osabe. All Rights Reserved.